市毛譜庫に関するご案内

​2022.05.17

管理を受託した市毛譜庫のうち武井音楽文庫(複写)について目録を公開しました。

所蔵譜目録のページからどうぞ。

​※武井音楽文庫は武井守成男爵が生前に収集されたマンドリンとギター関係の楽譜、教則本、雑誌、図書類を指します。武井氏がタイプライターで一曲ずつ打ち込んだ「武井音楽文庫目録 正本」に掲載されたもののうちマンドリン関係のもの約900曲と、目録とは別に保管されていたもの約2,100曲が残されています。(今回受託された全点のうち国立音楽大学図書館寄贈目録掲載の中の一部の雑誌については所在が確認出来ていません)

​武井音楽文庫は1959年に元JMU副会長の杉田村雄氏と同氏義弟河合博氏が武井氏の奥様から譲り受け、1990年両家より”厳重に管理の上、マンドリン界のため有効に活用し、将来永久保存する措置を講じる”事を条件として市毛利喜夫氏が受贈されたものです。原本は国立音楽大学図書館に保管されていますが一般の方が見る事は出来ておりません。

市毛譜庫にはそれらの複写されたものを工藤哲郎氏が丁寧に仕分けされ、目録掲載譜、雑誌別、種類別にファイリングされて収蔵されております。複写ではありますが総じてコンディションもよく、武井守成が先の大戦の空襲や大型台風から命懸けで守り抜いた遺産を知ることが出来ます。(雑誌類は市毛氏がその後欠号を他の方から譲り受け補充し、同一ファイリングされたものが数多くありますが、それらは今回の目録からは除外し、今後市毛譜庫目録を再構築する中で各刊行誌別にご紹介してまいります)

この度、特定非営利活動法人プレクトラム音楽研究会は一般社団法人日本マンドリン連盟(以下JMU)様からの委託により「市毛譜庫」の整理所蔵等管理を行う事となりました。

「市毛譜庫」は元日本マンドリン連盟副会長でおられた故市毛利喜夫氏(1918~2008)が生涯をかけて収集した日本のみならずイタリア、ドイツ等の欧米諸国を含む世界中のマンドリン関連楽譜及び文献、関連資料で「武井音楽文庫(複写)」「比留間文庫」「山崎譜庫」等を含み、総点数15,000点と言われている世界的にも貴重なマンドリン関連の文化遺産です。故人はこれらを広く愛好家に公開し、活用いただく事を望んでおられたとお聞きしております。

また「市毛譜庫」は研究家である工藤哲郎氏の長年に渡る血の滲むような尽力により整理されたものでもあります。

当法人はJMU様と整理保管に関する覚書を締結し、これらの資料を順次整理、公開を行ってまいる所存です。しかしながらその点数が膨大で総重量約2トンに及ぶ事から、これらの全容を把握した上で種類別に分類を行い、優先順位を設けた上でその整理状況をJMU様と情報共有を行いながら順次慎重に進めていく事としております。

「市毛譜庫」の詳細及び公開等の詳細については随時こちらのページからご案内させていただきます。

​2022.03.22