当館について

日本は世界でも有数のマンドリン音楽が盛んな国となっております。日本におけるマンドリンは1900年初頭に当時東京音楽学校の講師であった比留間賢八氏によって広められたと言われています。その後1915年に武井守成氏がシンフォニアマンドリニオルケストラを設立しマンドリン音楽の演奏のみならず研究誌の発行やコンクールの開催なども手がけその普及に尽力されました。またこの頃から各大学にもマンドリンクラブが設立されマンドリン音楽活動の中心的担い手となりその発展にも大きな役割を発揮してきました。

その活動は先の大戦を挟み一時期低迷したものの、1960年頃から各学生団体の人数も増え続けてまいりました。1968年には一般社団法人日本マンドリン連盟が設立され、独奏コンクールや作曲コンクールなど普及活動に寄与してきました。1970年代にはイタリアのマンドリン音楽の作曲家によるオーケストラ作品からの編曲や、邦人の作曲家らによる新たなオリジナル作品が作曲されるなど隆盛期を迎えることとなりました。その後学生団体の活動はやや人数が減少傾向にはあるものの、一方で大学等の卒業生有志らによるアマチュアの活動団体もあまねく誕生し現在に至っています。

これらの活動のなかで熱心な愛好家達により収集されたおびただしい貴重な資料や楽譜などがご家庭の事情などにより散逸してしまうのではないかという原状に鑑み、そのような貴重な資料や楽譜をお預かりし、それらを整理、整備したうえで後世に役立てていくべきとの必要性を痛感しマンドリン音楽資料館を設立しました。この活動によりマンドリン音楽というかけがえのない世界を今後も継承維持し、真にその発展に寄与してまいりたいと考えております。また集めた楽譜や資料は公開し、多くの方々に活用いただけますようなシステムの構築をしてまいります。
是非皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

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館長 岸本哲郎